2016年5月より栃木県薬事工業会の会長を拝命しております富永でございます。
栃木県薬事工業会は、1974年に創立され県内の医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器等の製造業者で構成される団体で、今年で創立50年を迎えます。
当会の目的は会員業者の相互連携と関連当局との密接な連携のもと、薬事衛生の向上と安全安心な製品の生産・供給に努めることを目的としております。
当会は現在、正会員48社、準会員20社で構成されており、その中の17社が理事・監事に就任し関連当局のご支援も頂きながら運営を行っております。
当会の事業としてはGMPに関連する研修会や優良施設の見学会などを定期的に開催し会員の薬事衛生の向上に努めるとともに、地域貢献として災害時に必用な医薬品の備蓄なども会員企業の協力のもと行っております。
また、県内理系学生との交流の場として、会員企業の工場見学会を毎年実施し、県内で生産されている医薬品、化粧品、医療機器など世界でも高いシェア率を誇る製品も多く県内の医療関連産業をより多くの方に知って頂き、人材の確保につながればと考えております。
今後ますます、グローバル化が進み海外との関わりも今以上に深くなっていくと思います。
会員企業もその流れに合わせてAIやIOTなどの技術導入も含め、より進化して行かなければならないと考えます。
しかし、会員企業が生産する製品は医療関連等の製品であり、安全安心が最優先されます。
そのため、一層の規制強化もかかりますが、会員企業の意向を取り入れながら関連当局と連携し、こうした多様化に対応できる栃木県薬事工業会へと進歩していく努力を続けてまいる所存です。
これら薬事法関係事業者の生産・品質のさらなる向上・発展を目指し、組織的に相互研鑽を図ることを目的として栃木県製薬協会を母体として栃木県薬事工業会が創立されました。