令和3(2021)年度11月24日(木)、11月25日(金)栃木県との共催により「令和3年度GMP研修会」を開催しました。
今回も昨年と同じく新型コロナウイルス感染症対策の観点からWEB開催となりましたが、会員、栃木県内外の企業及び自治体関係者等171名の皆様の御参加をいただきました。
研修会プログラム
11月24日(水)
(1) 開会
(2) あいさつ
栃木県薬事工業会 富永 英夫 会長
栃木県保健福祉部薬務課 小林 由典 課長
(3) 講演
①専門講演
・医薬品の部
「改正GMP省令とその課題」
東京理科大学薬学部薬学科教授 櫻井 信豪 氏
GMP省令改正について、その対応の経緯や主な改正点、これからの重要課題について、わかりやすい図解や違反事例を用い、改善への手法等について御講演いただきました。
②専門講演
・化粧品の部
「化粧品GMP(ISO-22716)と品質保証」
-品質工学を活用したプロセスバリデーションの提案-
(株)ウテナ 常務執行役員 開発統括部長 深澤 宏 氏
品質工学を活用したプロセスバリデーションの提案を中心に、化粧品GMPからFDAのプロセスバリデーションガイドラインの解説、また、技術者倫理やリスクマネジメントについての考え方等について御講演いただきました。
11月25日(金)
①基調講演
「薬事における SDGs 〜SDGs の理解と事業活動への統合〜」
オフィスグラビティー代表/一般社団法人日本能率協会 中川 優 氏
SDGsは、未来が現状の延長線上にないことに気付き、企業が環境対策ではなく経済成長戦略として、事業を持続可能な方向に転換するべく用いる手法であり、関係企業の取組事例も交え、御講演いただきました。
②専門講演
・医療機器の部
「中小医療機器製造業のBCP構築の事例紹介」
アールグラット株式会社 代表取締役 真鍋 緑朗 氏
自社の事業継続計画書(BCP)をもとに、見落としてしまいがちなポイント等について詳細に解説いただくとともに。BCPの取組を通じて様々な企業との関係が広がっていったエピソードも交え、御講演いただきました。
(4)閉会